日本の経済が発展しても幸せにはなれない日本人

日本の経済はGDPで世界3位です。経済的にはすごく発展していますよね。 何でも揃うし、インフラも整備されているので基本的には生きる上での安全安心はたんぽされています。

物質的には満たされているのに、世界の幸福度ランキングではいつも下位にランクイン。 物質的には満たされても、精神的に満たされていないことが多いのではないでしょうか。

特に40代というとバブルの好景気の恩恵も受けられず、就職氷河期世代と言われ正社員になれず、現状でも非正規雇用でしか働く場所がないなど、社会的にも問題としてニュースに上がることもあります。

財産を持っていると幸せになれると考える人は60%以上いる

精神的に幸福感を感じられない理由の一つに、モノを所有することで幸せになれるという考え方や、お金があれば幸せになれると言う考え方が根付いていることが挙げられます。

これまでの経済成長、生産性の向上、個人の幸福のためにはもっと経済発展させなければならないという社会構造の影響で、資産をより多く持つことが幸せにつながるという価値観を知らぬ間に植え付けられてきました。

物質的な幸福は長続きしない幸せ

収入を上げても幸せにはなれない

例えば収入が多ければ幸福になれると考える人は多いと思いますが、ノーベル経済学賞を受賞したプリンストン大学のダニエル・カーネマン教授は実験で年収で800万付近を境にそれ以上増えても幸福度は大きく変わりませんでした。

しかし、その幸福感も長くは続かず、段々と不満が出てきたり、他と比較してもっと良いもの、違うものを求めるようになっていきます。

家を建ててもしばらくは満足感や所有欲を満たせることから、幸せを感じられるかもしれません。

何が幸せを感じさせるか

物質的な満足では幸せを感じられないとしたらどうすればいいのでしょうか。 人は何をすれば幸せを感じられるのでしょうか。

慶應義塾大学で幸福学を研究している前野隆司教授は、幸せには4つの因子があるといいます。

  • やってみよう因子 有能感や個人的成長
  • ありがとう因子 人を喜ばせる
  • なんとかなる因子 楽観性
  • あなたらしく因子 社会的比較のなさ

詳しくは『幸せのメカニズム』という書籍を読んで頂ければと思いますが、これからの時代に必要な因子としてあなたらしく生きることを考えほしいと思います。

あなたらしく生きる

日本の教育では個性より集団が優先されるように思われます。 企業の中でも、突出した方や個性的な人は敬遠される傾向にあると思われます。 これまでの習慣や社会的な慣習を変えて、あなたらしくと言われても、急変わるのは難しいかもしれませんが、これから時代は変化して行き自分らしさや自分のやりたいことで生きていくことができるようになっていきます。 すでにZ世代の若者たちは、物質的満足の先に幸福はないと言うことを感じ取っているのかもしれません。

必要最低限のものを所有し、シェアをする。 人とのつながりを大事にし、他者との比較をしない。 集団の中で突き抜けるよりも、個を大切にし自分らしく生きることを実践しているひとも増えています。

幸せの基準をものを多く所有し他者と比較することに置くのではなく、自分らしさや本当にやりたいことをやってみる。

これまでの社会の常識や幸せになるため言われてきたことを一度忘れて、あなたらしさを思い出してみてください。

well-beingであるために、考え方をシフトしていかなければならないのかもしれません。

参考:『幸せのメカニズム』前野隆司著 講談社現代新書