仕事がツラいなあ...
月曜日の朝が憂鬱...
休日明けの仕事のやる気が出ない...
なんて経験は私もたくさんあります。
会社でこのようなことありませんか?
「自分がやりたい仕事がさせてもらえない」
「苦手な人が社内に居る」
職場のやる気が出ない理由を探すと出てくる方はたくさんいると思います。
厚生労働省による調査によると、
“仕事や職業生活”に関して
強いストレスを感じる人の割合は
- 20代 58%
- 30代 64%
- 40代 60%
- 50代 57%
というようにどの年代でも半数以上となっています。
そしてどの年代でも
- 仕事の量・質のストレス
- 仕事の内容、対人ストレス
- 仕事の失敗、責任の発生
これがどの職種でもトップ3になります。
やっと新人から抜け出せても
上のポジションに上がったら上がったでしんどさがつきまとう、
もう死ぬまでこのしんどさが続くのかと思うと未来に希望が持てなくなってしまいます。
そんなしんどさを減らすためストレスの正体と対処法を解説します。
同調圧力ストレス
同調圧力とは和を大切にしようとという思いからくるものです。
“和”というと聞こえはいいのですが
会社で言う“和”を持とうとすると必ず
個人の意思や希望は抑制されてしまいます。
例えば、
若手が“会議持間の短縮”と提案したとして
それに対して“若手はそんなこと言うもんではない”と調整されてしまう。。。
長期の休暇に対しても“新人で長期休暇とかありえないんだけど”と文句を言われてしまう。
職場では今までと違うやり方を言ったり意見を言ったりして反感をかうという経験はありますよね。

実はこれ日本の教育による影響が原因であります。
日本では物心ついたときから幼稚園や小学校の集団の中で
みんなと仲良くすることが最も大切なことで
ワガママの言うのはダメ
ケンカをしてはいけない
こうやって教え込まれて大人になっています。
学校や部活、友人との付き合い、全ての集団のマジョリティー(多数派)に従うことが求められ
勝手な行動は慎むべきと“暗黙のルール”が刷り込まれた結果【同調圧力】というストレスが生まれています。
また日本の場合、日本人の気質“ムラ気質”も影響しているようです。
アメリカのバージニア大学のトーマス博士の研究チームによると
米を栽培する人は小麦を栽培する地域と比べて集団的で全体主義的な傾向にあるという研究結果を2014年SCIENCEで発表されました。
米を栽培する方が労働力を多く必要で近隣の人を多く協力する必要があるため相互依存性が強くなります。
逆に小麦を栽培する人たちは自立的・分析的に考える傾向にあると結論付けています。
日本では米を栽培してきましたので、常に個人より集団が優先されそこに所属する人も集団の雰囲気に流されやすいのです。

流されるがままに仕事の量が増えて、
やってもやっても仕事が楽にならない、仕事がツライ、、、
という人は仕事を抱えすぎていないか、チェックしてみましょう。
実は残業が減らない人を多くは、“仕事の抱え込み”が原因であることが多くあります。
チェックリスト
- 本来は人に任せてもよい仕事を「自分がやってしまった方が早いし正確だ」と自分で抱えてしまっている。
- 顧客の契約を切られたくないために、本来の契約以外の仕事をサービスとして引き受けてしまっている
- 心配性で部下に任せたとしてもすべてチェックしないと気が済まない
- そこまで丁寧にやらなくていい仕事を自分のこだわりのために時間かけてやっている
どうでしょうか?
これは私も経験があります、自分でやった方が早い、自分が仕事しなきゃだめだ。
という思い込みによりストレスを抱えてしまう。。。
でも実はそんなことなくて、任せてみたら案外自分がいなくても会社は回るのです。
人に任せると良い事もあり、それによって周りのメンバーもしっかり働くようになり、
自分一人が無理に仕事を抱え込む必要はなくなります。
今、会社がツラい人はそれに気付き一度落ち着いて考え直してみてください。
私も若い時はお金を多く稼ぐことだけを考えていました。
今はお金を稼ぐことよりも家族と過ごす時間の方が大事だと思うようになりました。
家族との時間を最優先で考えています。
会社で仕事をがんばるのもいい事ですが、ツラい人は自分にとって何が大切か考えてみた方が良いと思います。