2020年に入って明らかに社会が変わってきていると感じている方も多いのではないでしょうか。

SDGsが浸透してくるにつれて、若い人を中心に社会課題解決をより意識した取り組みをする人が増えてきています。

ミドル・シニア世代が一心に突き進んできた経済的な成長も長く停滞し、経済そのものも変容しようとしています。

時代の変化に合わせるようにリカレント教育や、リスキリングと言われるような新しい時代に対応するための、学びの必要性もしきりに語られています。

これからの時代ミドル・シニア世代は何を学べばいいのでしょうか?

成長には2つの軸がある

成人発達研究の第一人者であるハーバード大学のロバート・キーガン教授は成長には横軸と縦軸、水平的成長と垂直的成長があるといっています。

横軸が知識や能力などを伸ばす水平的成長。

プレゼン力やマーケティング力、様々な知識、仕事に直接活かせる能力のことです。
エンジニアリングやデザイン、できることを増やしていくための学びがそれにあたります。

一方縦軸は人間性を伸ばす垂直的成長です。

「あの人は器が大きい」とか「人間ができている」などと言われるよう他者との関係を築く、広い視野、洞察力など数値では表しにくい能力のことです。

哲学や倫理学、儒学など人間力を高めていく学びがそれにあたるでしょう。

本来どちらも伸ばしていくことが大切なのですが、これまでの学びといえば水平的な学び、技術や能力を伸ばすことが中心でした。

ミドルやシニア世代が経験してきた「社会」というのは、経済的な成長を求めることが一般的で、企業がいかに生産性を上げ、利益を生み出せるか第一に考えてきました。

経済成長を第一に考えると、知識は多く、スキルが多いほうが有利です。

学びといえばこの知識を増やしスキルやを伸ばして経済的価値に変えていくことが当たり前とされてきました。

社会は変化の時代に入った

冒頭話したように、時代は経済性優位な社会から、人も企業もより社会性を求められるように変化しています。

環境問題や食料問題、倫理や人権など様々な問題の解決が待たれています。

そして世界は解決に向けて行動できる人材の登場を期待しているのです。

技術的な課題解決も当然必要ではありますが、それよりも人間として社会課題にどう向き合うかが問われているのではないでしょうか。

これまで社会の最前線で活躍してきたミドル・シニア世代は、長い社会人新世で横軸の成長は十分遂げてきました。

成長の縦軸を伸ばす

これからは社会というコミュニティの役に立つことを意識し、縦軸の成長を目指していくことが継続的な学びつながります。

コミュニティに所属し(帰属欲求)、コミュニティから必要とされ(承認欲求)、自分の力が役たっている(自己実現)ことがWellBeingに繋がるのです。