「自分は本当にこのままでよいのだろうか?」
「自分の求めているのはこんなことだったのだろうか?」

ミドル世代になり自分のこれまでやってきたことが正しかったのか、自分が本当に何をしたいのかがわからなくなってきたということはありませんか?

それはミッドライフ・クライシスかもしれません。

ミッドライフクライシスとは

中年に入り人生の折返し地点とも言われるミドル世代は、これまでの自分に対して心の葛藤や、不安定な心理状態になることを「ミッドライフクライシス」「中年の危機」といいます。

中年期に入ると会社での立場の変化や、家庭の変化、環境の変化など様々な変化を経験し、自分のアイデンティティが揺れてしまい自分自身に限界を感じたり、自分のやりたいことがわからない、何をやっても虚しい状態など不安感や無気力な状態に陥ってしまいます。

中年男女の80%が経験するともいわれています。
程度は様々ですが、思い当たるフシがあるのではないでしょうか。

ミッドライフクライシスが起こると

中年期には体力が衰え思うように体が動かなかったり、若いときのような頑張りが効かなくなることもあります。

年齢とともに無理がきかなくなるのは自然なことですが、うまくいかない自分に焦りを感じたり、これからどうなっていくのかという不安感からミッドライフクライシスが始まることもあるようです。

男性の場合
男性の場合は不安や焦りから抜け出そうとして、内面のケアではなく外に解決を求める行動をとりがちです。

お酒のちからや夜の街へ出ていきモヤモヤを解消しようとしたりしがちです。

そこから、浮気や不倫、アルコール依存にもつながることもあるようで、家庭や人間関係を壊す原因にもなりかねないので注意が必要です。

女性の場合
更年期の時期と重なることが多く、体調の変化、家庭や子育て、キャリアなどが絡み、悩みが複雑化しがちです。

男女ともに自分の考える理想と現実のギャップや、自分の選択に対しての不安感がきっかけになり悩みに繋がります。

不安感や悩みを解消し乗り越えるにはどうすればいいでしょうか。

ミッドライフクライシスのり越え方

自分を再定義する
アイデンティティのゆらぎがミッドライフクライシスを引き起こします。

アイデンティティとは日本語で「同一性」や「自分自身」と訳されています。
自分に対する認識のことで、わかりやすく言うと自分らしさを表しています。

アイデンティティには「存在証明」という意味もあり、こちらは他者から認められている状態を指しています。

これまで感じていた自分らしさと他者が認めている自分とのギャップが不安感を生み出しているのかもしれません。

年齢とともに自分の姿や考え方が変わってくるのは自然なことです。
変わることに不安を感じず、新しい自分らしさを定義してみましょう。

人の役に立つ
自分自身の存在を証明することもアイデンティティの確立には必要です。
本来であれば自分自身を定義するのに他者からの証明は必要ありませんが、人には帰属欲求があるので組織や集団の一員と認められると安心できます。

これまでのキャリアでは会社に所属することでがアイデンティティを保っていたかもしれませんが、少し視点を広げて会社以外のコミュニティに所属し新しい自分らしさを見つけるのも良いかもしれません。

人の役にたっているという感覚は自尊心を高めます。
これからの時代は、より共感でつながった社会になっていきます。

運動と睡眠
メンタルを健康に保つには適度な運動と十分な睡眠はかかせません。
ミッドライフクライシスに限らず生活習慣を見直すことでメンタルを改善し、ポジティブに考えることができます。

これからに対する不安や体調の変化は中年になれば多少はあることです。
そしてミッドライフクライシスは誰にでも起こりえるといえるでしょう。

誰にでも起こりえるからこそポジティブに捉え、新しい自分や生きる目的を再定義することで乗り越えていきましょう。